新入社員研修の季節です
古山喜章です。
新入社員研修の季節です。今年の新入社員は「エコバッグ型」と言われています。小さく折りたたまれており、大きく広げなければ(育成しなければ)使えない、ということだそうです。
私も毎年、各社の新入社員研修の講師をさせていただいております。今年も合計で約130名のフレッシュマンに接してきました。
よく、人事担当者から、「今年の新入社員はおとなしいですよぉ・・・。」「いやぁ、何を考えているのかわからないです。」などという言葉を聞きます。で、実際に接してみたら、そうでもないんですね。よくよく考えてみると、接する側がだんだん歳を重ねているために、そう感じているだけなのです。つまり、フレッシュマンとの年齢差が毎年広がり、相手との距離感も広がっているわけです。そりゃあ、若い人たちも年齢差が20歳以上の大先輩に対して、緊張も警戒もしますよ。
私にしたら、新入社員研修が一番、受講生のやる気に満ち溢れている場だと感じています。もはや20年近く新入社員研修に接してきましたが、まったく変わりありません。
こちらからフレッシュマンに目線とテンションを合わせて近づいていけば、皆、素直な自分を出してくれます。むしろ配属後に、やる気のない先輩社員を見て、フレッシュマンたちのモチベーションが下がることのほうが心配です。
毎年、「今年の新入社員は●●●型」と発表されますが、あまりいい意味で言われることはありません。もちろん厳しさは必要ですが、もっと、若い人材を大切にしてあげたらどうかな、と、この発表があるたびに感じてしまいます。
« リスク管理 | トップページ | 井上和弘の新刊紹介 »
「人事・労務」カテゴリの記事
- 社会保険料の労務コストを減らしなさい⑤(2021.01.22)
- 社会保険料の労務コストを減らしなさい④(2021.01.21)
- 社会保険料の労務コストを減らしなさい③(2021.01.20)
- 社会保険料の労務コストを減らしなさい②(2021.01.19)
- 社会保険料の労務コストを減らしなさい①(2021.01.18)
« リスク管理 | トップページ | 井上和弘の新刊紹介 »
コメント