自社の規程を知っていますか?
古山喜章です。
先日、都内で電車を利用すると、人身事故の影響を受けました。通勤時間帯でもあり、駅も列車も大混乱でした。連休明けは毎年、同様のことが必ず起こります。多くは、うつ病から来る行動結果です。
社内の人員で、このような結果が起こる企業も、少なくはなくなってきています。
そのとき、まず大切になるのは、企業の安全配慮義務に対する規程の有無です。
休職に関すること。休職から復職する場合のこと。
よくあるのは、自社の規程をよく知らないケースです。「いやぁ、あったと思うんですが・・・。」「ちょっと、確認しておきます。」など。たいてい、自分たちで作ったものではない場合が多く、中身をよく知らない、というわけです。
日頃から活用することはないかもしれません。しかし、知らなければ、規程どおりに運用しているはずもありません。うつ病がらみの労働裁判は年々増加しています。規程があっても、そのとおりの手順を踏んでいなければ、裁判では圧倒的に不利です。その結果、企業側は多大な損失を得ることにつながります。
今や、「うつ」というのは企業にとって、想定しておかねばならないリスクです。
一度、自社の規程がどうなっているか、見てみてはいかがでしょうか。
« 経営の何してまんねん(その5) | トップページ | 最近の若いもん »
「経営」カテゴリの記事
- コロナ対策 アップデート①(2021.01.26)
- 発想の転換を図れというが?(2021.01.24)
- 謹賀新年(2021.01.01)
- あけましておめでとうございます(2021.01.04)
- 「純現金収支」 って何のこと?(2020.12.21)
コメント