「労働組合の働きかけ活発化」
ICOの森垣英和です
先日、あるチェーンの会社を訪問した時のこと。
先方トップより「わが社の店舗の社員に労働組合から加入の働きかけがあるんですよ」との話がありました。
近年、労働組合は「死語」とは言わないものの組織率の低下などで、経営者の間ではあまり話題としてはあがらなくなっていました。
しかし、戦後最大の不況のなかで、企業のリストラ、給与ダウン、賞与カットなどが続き、それに不満を持つ従業員が増加している。
そうした従業員を対象とした働きかけです。
「残業代はカットされていませんか?」「理由も十分説明されず給与ダウンになっていませんか?」「休日はきっちりと取れていますか?」「突然の解雇通知など周りの人が受けたことはありませんか?」 など従業員の不満、不安に対しての問いかけから、組合に入りませんかということ。
厳しい経営状況の中で、従業員の生活を守るのも経営者の重要な責任。
自分の高級車はそのまま、少し役員報酬を下げただけで、周りの企業もやっているからということのリストラでは、経営者の責任が問われても当然。
リストラを実施した企業の多くは、やむにやまれず断腸の思いでの断行とは思いますが、不利益を受ける従業員の気持ちはどうか。
理不尽や安易なリストラはくれぐれもご法度にしなければなりません。
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