企業再生支援
ICOグループの株式会社ナイトウ経営の内藤秀治です。
すっかり秋も深まってきましたね。
今日のニュースを見ていると、PHS大手のウィルコムが事業再生手続きに入るとのことです。また、消費者金融大手のアイフルもADR(裁判外紛争解決)を受理されたとも発表がありました。
昨年のリーマンショック以来、私のところにも企業再生を支援してほしいとの依頼が急増しています。
売上高が減少し、資金繰り難から借入金が過大になり、返済の目処が立たなくなり、調整役としての第三者の力が必要になるからです。
企業再生のために欠かせないのが、デューデリジェンス、略して、デューデリー(DD)。最初はインドの地名かと思いました。
DDとは企業の資産などを適正に評価手続きのことで、その企業の収益力や価値、リスクなどを詳細に調査し評価することです。
私はこのことを「現状認識」と呼んでいましたが、企業再生の世界ではDD。
DDをもとに、企業再生計画を立案するのが次のステップです。
企業再生計画をつくる前提は、営業キャッシュフローがプラスになること。少しくらい負債が過大であっても営業キャッシュフローがプラスであれば、金融機関は協力してくれます。しかし、これがマイナスだと計画になりません。
したがって、再生計画を立てるためにはどんなことをしても営業キャッシュフローをプラスにしなければならないのです。
そのためには、経営者は鬼にならなければ前に進みません。企業再生計画とは覚悟の計画のことなのです。
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