「できない」からこそ取り組む
古山喜章です。
この時期、下期経営計画の見直しをする機会がよくあります。
経営環境は厳しいというものの、守りだけでは勝機は見えてきません。
こちらとしては、計画のなかにチャレンジ的な、攻めの要素を組み込みたいところです。
すると、こういう言葉がよくでてきます。
「いやぁ、それはできないです」
「前からやってますけど、難しいです」
などなど・・・。
要は「できない」というわけです。
でもそれは、正しく言えば、「今までのやり方ではできない」もしくは「今すぐにはできない」というだけなのです。
ならば、違う方法を考え、やってみればいい。
一歩ずつ、実現へ向けて進んでいけばいい。
大体、そんなに簡単にできれば何も苦労はないわけです。
今までにないサービスや価値を生み出し、ライバルより一歩前に出る。
そのためには、「できない」ことこそ真っ先に取り組まなければならないはずなのです。
今までのやり方ではできないし、今すぐにはできないのですから。
一歩先を行く企業はことごとく、この「できない」ことに、常に取り組んでいます。
その努力を惜しまずに取り組まなければ、明るい光はどこまでいっても見えてきません。
時代の渦に飲み込まれず、自力で這い上がっていくには、「できない」と思い込んでいることを「できた」に変えていくのが一番の近道なのです。
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