シフト管理の電子化は進んでますか?
古山喜章です。
先日、あるチェーン飲食店で働く社員の方に、シフト表を見せてもらいました。
メンバーの出勤日と公休日、そして、出勤日の出勤時間と退勤時間が、A3用紙に1ケ月分、ビッシリと書き込まれてありました。
しかも、手書きです。
あまりの緻密さにビックリしました。w(゚o゚)w
「え?これって、誰かの休みや勤務が急に変更になったらどうするの?」
「その都度、店長が作り直してコピーをくれます。」
「それは店長も面倒くさいやろうねぇ。エクセルとかシフト管理のソフトとか使ったほうが早いんじゃないの?」
「店長が言うには、手書きが一番早いらしいです。」
「なんで???」
「すぐにできるから、らしいです。」
一年の間に何度となく、こういう会話を繰り返してます。
まぁこういう方に限って、エクセルを使えない、メールもあまり使わない、つまり、アナログ人間なのです。
店長クラスならまだしも、さらに上級の幹部クラスがアナログ人間だと、よけいにIT化を遅らせてしまう原因となってしまいます。
しかも、緻密であるがゆえ、本人にとってはある意味、自分の作品みたいなものと化してます。
それを否定することが許されないかのような反応を示します。
シフト管理でいえば、数店舗ならエクセルでも十分運用可能なものが作れるし、市販のシフト管理のソフトも、いくらでもあります。「シフト管理 ホテル」とか「シフト管理 飲食店」などといった言葉でネット検索すれば、その業界の特性に合わせたシフト管理ソフトがズラズラ~っと検索されます。
シフトを電子化することで、給与計算データにも使えるし、人時生産性管理などのデータに活用することができます。
シフトに穴があいたら、メンバー全員の携帯に一斉連絡で協力を要請したり、残業時間が多くなっている人に自動で警告を発することも可能です。
手書きの場合、いくら書き変えが早くても、結局のところ、シフト管理にしか使えないのです。
手書きで書きかえるほうが早い、と思っていること自体、私はパソコンの活用能力が低い、と言っているようなものです。
時間管理はコスト管理であり、利益管理です。
シフト管理がまだ電子化されていないなら、検討してみてはいかがでしょうか?
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