宝泉院の接遇に感激しました
古山喜章です。
先日、機会あって、京都 大原にある、宝泉院を訪れました。
室内から見える庭が、まるで額縁におさまっているかのように見えることから、額縁庭園として名高い寺院です。
庭園を眺めるために、室内に敷かれた赤い毛氈に座ると、寺院内の女性が抹茶とお菓子を提供してくださいます。
そのときの接遇が素晴らしく、感激いたしました。
庭園を眺めている人に対して、
はんなりとした接遇の声かけ、
邪魔にならないような座り位置、
ゆっくりと丁寧に提供される抹茶とお菓子、
うるさすぎない説明、
「お時間のゆるす限り、ごゆっくりとおくつろぎください」というおもてなし言葉の言い回しの妙など。
拝観料は800円でしたが、同じ金額レベルの飲食店などでは決してお目にかかることのない、サービスレベルの高さに驚きました。
接遇のスタッフは数名おり、全員がそのレベルではありませんでしたが、格式高い庭園や寺院の雰囲気の価値をさらに高めてくれる接遇と言えるでしょう。
どんなに立派な内装・設備や、どんなに見事に趣向を凝らした料理であっても、提供する人がその価値に見合った接遇をしなければ、本来の価値は損なわれてしまいます。
また、設備・内装や料理がほどほどであっても、接遇が素晴らしければ、「また来たい」というリピーターが増えます。
もしあなたの企業が飲食・接客・サービスに関わる業種なら、
あなたの企業の最前線のスタッフは、このことを理解しているでしょうか?
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