会議の長さ
ICOグループの内藤です。
経営コンサルタントの仕事の一つにクライアント先の会議への参加があります。
顧客とともに会議に出席し経営の方向を決めていきます。
今週に入ってすでに、経営会議、取締役会議、幹部会議、業務改善会議、再建会議と毎日いくつかの会議に参加してきました。
そこで気がつくのは、業績の良い会社の会議ほど短い、逆に言うと、業績の悪い会社の会議ほど長いということです。
会議とは、読んで字のごとく”会って議論をする”ことですが、大切なことは意思決定を行い、決めたことを実践することです。
業績の良い会社は、自社のどこに問題があり、そのために何をしなければならないのかを議論したうえで、いつまでに誰が何をするのかを決定します。したがって、会議後の実行が確実に行われていきます。実行するからこそ業績が上がるのです。
論点が意思決定にありますので、むだな時間を費やすこともなく、会議そのものも短時間で熱狂的に、そして効率的に行われます。
会議が終わった後に高揚感が漂っています。
一方、業績の悪い会社の会議は、論点が意思決定になく、参加者が思い思いに発言します。あーでもない。こーでもない。挙句の果てには参加者同士が非難し合いだします。気がつくと、3時間経過しています。
結局、何も決定していないから実行もありません。業績が上がるわけがありません。
会議が終わった後には疲労感が残ります。
最近はテレビ会議で効率的な会議が増えてきていますが、効率的な会議に欠かせないのが議長の役割です。
”グループダイナミックス”という言葉がありますが、いかに参加者がお互いに刺激を高められるかにあります。
ある人の意見に刺激を受け、さらに高い視点からの発言を行う。その演出役が議長です。
経営者は刺激的な会議をすすめるためにも、刺激的な議長になりましょう。
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