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2009年11月30日 (月)

在庫は少なく、回転は速く

古山喜章です。

経営課題として、いまだによくお目にかかるのが、「在庫の削減」です。
特に、モノを仕入れて販売する、という卸売業なら、なおのこと、在庫縮小に血道をあげる必要があります。
卸売業の場合、元来、利幅が小さい商いですから、利益を確保するポイントは「回転を速くする」ということになります。

なのに、
"数字の動きの情報を、販売部門が仕入れ部門に即座に連絡しない!"
"販売予定をだしているのに、仕入部門が勝手に仕入れている!"
"販売の言うとおりに仕入れたのに、全然売る気がない!"
という声をいまだに聞くわけです。

ほとんど、いがみ合い、内輪ゲンカの世界です。
こんなことでは、在庫が減るどころか、ますます増える一方です。
在庫が増えると、当然、回転は遅くなります。
仕入商品の現金化が遅くなります。
経営危機が高まっていくだけなのです。

計画はどこまで行っても見込みでしかありません。
それでも、
必要な数を予測し、その数を仕入、実績と予測に差が生じたら、軌道修正を行う。
見込みによるリスクを最小限にとどめるには、販売部門と仕入部門での、この情報交換を密に行い続けるしかないのです。
そのために、経営資源を投入し、仕組み、仕掛け、システム、を磨いていくべきです。

モノがどんどん売れる時代ならともかく、今はそのような時代ではありません。
高く販売して粗利を伸ばすといっても、そう簡単にはいきません。

販売アイテムを絞り、仕入金額を絞り、在庫を絞る。
その絞ったあとの、わずかなしずくが利益となります。
わずかな利益を伸ばすには、回転を速くするしかありません。
在庫を抱える卸売業の方は、もう一度、自社の在庫を見直してみてください。

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