取引先も「事業仕分け」を
古山喜章です。
政府では、ムダな支出を削減するため、「事業仕分け」がスタートしました。
いままでほとんど行われたことがありませんから、実行すればかなりの成果に結び付くでしょう。
企業においても、取引先などの「事業仕分け」が必要です。
各企業にうかがっていると、意外に、経営にマイナスになっている取引が多いことに驚かされます。
粗利益がほとんどない
売掛回収のサイトが長い
小口配送が多く、経費過多
などなど・・・。
それでも営業マンは、
"いや、この売上があるから別の売上に繋がるんですよ"とか、
ひどい場合、
"売るのが私たちの仕事ですから"
"取引がなくなったらどうするんですか"などと平気で言います。
儲かっていないなら、取引がなくなってもいいじゃないですか。
儲からない取引先なんて、ライバル企業に譲ればいいじゃないですか。
儲けのない商品に限って、取引量も多く、在庫も大量に抱えている、などとなれば、たちまち資金繰りに影響を及ぼします。
突き詰めていくと、多いのは、「売上偏重主義」によるものです。
"とにかく売上だ!"と、利益のこと、回収のことは、まったくといっていいほどお構いなし。
そんな方に限って、
"売上が上がれば利益が付いてくる!"
と言われます。
もはやそんな悠長な時代ではございません。
儲からない取引先は、今でいう「事業仕分け」を行ってください。
ワースト企業数社を見直すだけで、利益効果は現れます。
売上は下がって、利益が増える。
経営にとっては万々歳なのです。
そして、
「商品力」を磨き、
「デリバリー」を強め、
「コストパフォーマンス」を高めてください。
そうすれば、おのずと良い条件の取引先が増えてきます。
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