2009年度 10大ニュース
古山喜章です。
先日、リレーブログメンバー3名(森垣、内藤、古山)による研修会のなかで、2009年の10大ニュースを検討いたしました。
その結果は、以下のとおりです。
1、民主党政権誕生(政権交代)
2、2009年3月上場企業収益大幅悪化 (トヨタ、パナソニック、日立、新日本石油、第一三共)。4月以降、トヨタ8500億円、日立5000億円など、コストカットが大幅に進む。
3、赤字、株安(評価減5兆円)、円高海外子会社株評価損(7兆円)で、上場企業の自己資本34%と、前年比12%ダウン。在庫削減、増資などにより9月では2%の改善。
4、4月~6月、7月~9月と、GDP急回復するも、デフレ傾向は続き、二番底の可能性が大きい。
5、失業、潜在失業で雇用不安拡大。(夏賞与16%、冬賞与15%の前年比マイナス。失業率5.7%、求人倍率0.42倍)
6、エコポイント、省エネなどによる商品販売増加(エコカー、エコ家電、太陽光発電)
7、新型インフルエンザによる影響(5月 関西の観光・交通・小売外食への打撃大、マスク、消毒液の需要急拡大、企業のリスク対応進む)
8、劣後ローン、ABL(動産担保融資)、DDS(デッド・デッド・スワップ)など、中小企業資金調達の多様化が進む。大手は社債、大型増資による資金調達が多かった。
9、貧(困)、安(価)、再(生)などのデフレビジネスの台頭。(低価格、シェア、中古、レンタル)
10、沖縄基地問題、環境問題(CO2)、国家予算、デフレ対策など、先が読めない状態。(民主党政策の迷走)
加えて、2010年度の予測についても、メンバーで話し合いました。
大胆な憶測も飛び交いましたが、概ね、次のような内容です。
1、連立政権の崩壊、もあり得る
2、BRICSからVISTAへの経済シフトが進む
(ブラジル、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチン)
3、景気動向・政策によるが、かなり厳しい状況で1年間推移する可能性大
2009年度は、上期は前年リーマンショック以降の予測通りの景気悪化であったものの、下期は期待した回復基調が見込めず、先の見えない状況に落ちいった。
という、上期と下期で大きく傾向が異なった1年であった、と、メンバー一同、この一年を振り返りました。
みなさんの企業における10大ニュースは、どのようなものでしたか?
1年の締めくくりに、このような振り返りをするのも、ひとつの意思統一につながるものです。
新たな年への期待と課題をこめて、それぞれの事業の発展を願っております。
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