アスリート精神
今年はバンクーバー冬季オリンピックやサッカーのワールドカップなど、国際的なスポーツイベントが予定されています。
本日も全日本スキー連盟がオリンピックの代表29人を発表していましたが、選手にとっては熾烈な競争が続いています。
その中でも、ジャンプの葛西紀明選手は史上初めて6大会連続出場だそうです。6大会といえば20年以上にわたってトップ選手の座に居続けるということですから想像を超えた努力を続けてこられたのだと思います。本当に頭の下がる思いです。
私もスポーツが大好きで、年末年始もついついスポーツ番組が気になりました。ラグビー、サッカー、駅伝、スケート・・・・。
鍛え上げてきたアスリート同士が、紙一重の技を競い合い、真剣勝負をするさまは魂を揺さぶられるほど感動します。
そして、自分たちのビジネスでの戦いに投影してしまいます。
私は、これからのビジネスマンはアスリート精神が必要であると考えています。
「アスリート」とは、「競技者」のことですが、わずかコンマ数秒、数ミリメートルを改善するために分析し、トレーニングをし、体調を整える・・・。
そこには、真摯な姿勢と探究心、日々の改善のための努力が必要になります。
ビジネス社会も同じで、競合相手に勝つために、徹底的に分析し、課題を見つけ出し、改善のために日々努力を続ける・・・。
顧客へのレスポンスを少しでも早くする、生産サイクルタイムをコンマ数秒短縮する、品質不良を極限までゼロに近づける・・・。
「ビジネス・アスリート」を育て、「ビジネス・アスリート」集団にすることが、企業にとって勝ち残る条件であると思います。
私もある会社で、「ビジネス・アスリート」集団づくりに取り組んでいます。製造現場で作業風景をビデオに撮り、現場のメンバーと何度もビデを見ながらムダを見つけるというものです。
歩行距離、動作の動き、機械の稼働率、モノの流れ・・・。少しのムダも見逃さない真剣勝負です。
そして、見事に好業績を上げています。
「身軽」で「機敏」「明るく」「元気」な組織づくりに向けて、アスリート精神を組織に植え付けましょう。
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