少人数私募債の活用
古山喜章です。
この最近、少人数私募債の運用に関する問い合わせを、数社からいただきました。
いずれも、新たな資金調達ではなく、役員が会社に貸し付けているお金を、少人数私募債に切り替えたい、というものでした。
ご存じの通り、会社に貸し付けているだけだと、会社の貸借対照表では借入金、つまり負債になってしまします。
でも、少人数私募債にすれば、負債ではなく、資本の部に計上できます。
つまり、少人数私募債という形に切り替えるだけで、自己資本比率がアップするわけです。
少人数私募債というのは、まぁ言ってみれば、規模の小さい社債のようなものですから。
問い合わせをいただいた数社の方々は一様に、自己資本比率を上げておきたい、ということでした。
自己資本比率は、銀行が融資の格付け時に、最も重視する経営指標です。
自己資本比率が上がれば、格付けがよくなります。
格付けがよくなれば、より低い金利交渉がしやすくなります。
そのほかにも、多くのメリットがあります。
むつかしい手続きがあるわけでなく、取締役会レベルで全て済ませることができます。
資金調達のひとつの手段として、ぜひ活用ください。
少人数私募債のメリットや、手順、フォーマットをまとめたパワーポイントの資料が欲しい方は、こちらのアドレスへ、古山宛でご連絡ください。
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