デジタル3Dを堪能しました
あけましておめでとうございます。
古山喜章です。
2010年も、さまざまな側面から、文章配信させていただきます。
今年も、個人的な恒例行事「元旦に映画を見にいく会」を慣行しました。(千円ですしね!)
気になりながら、まだ見れていなかった、デジタル3D作品を経験してみよう、ということで、「タイタニック」の監督が14年ぶりに撮った「アバター」を拝見しました。
(「ラストサムライ」と「もののけ姫」を合体させたような内容でした)
映画はもはや、娯楽産業のなかでは斜陽産業です。
年間動員数はこの10年ほぼ横ばい。
一方、スクリーン数だけは右肩あがりです。
そのため、スクリーンあたりの集客単価はどんどん下がっています。
かつては映画を飲み込んだテレビさえも、ネットやその他娯楽ビジネスに押され、赤字決算の局が大半となっています。
そんななか、新たな集客技術として注目されているのが、デジタル3Dです。
終始メガネをかけてみるのですが、確かに立体感はなかなかのものです。
テレビやパソコンでは、体験できないものでしょう。
しかし、映画の原点は娯楽ビジネスであり、映像ビジネスではありません。
例えかつてない技術であっても、娯楽を買いにきている人たちが満足できない限り、長続きはしないものです。
画面が大きくなった、立体的な音響になった、CG技術が進んだ、からっといっても、映画ビジネスはどんどん傾いていったわけです。
3Dも、その延長上です。
(技術だけでは、驚いても、感動にはいたりません。しかも、3Dだからといいて、入場料が300円高いのも、どうかと思います。)
技術も大切ですが、技術を売るビジネスなのか、それよりも、技術を活用して本来売るべきものにアプローチできるかどうか、じっくりと見定めることが大切です。
デジタル配信が可能なら、試みとしてはぼちぼち行われていますが、映画以外の映像配信によるニーズがますます高まってくるでしょう。
技術をニーズに対応させてこそ、その技術は価値を発揮します。
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