強い会社、弱い会社――孫子の教え
ICOの森垣英和です。
新年を迎え早や1ヶ月。
時間の経つのは「あっと言う間」の実感を持ちます。
今年の景気はどうなるか、ある経営者は「今年は寅年、今の日本の景気の状況は寅の刻、現在の時間で言うと午前4時。
夜明け前が一番寒い、厳しい」と言っておられましたが、なるほどと言う面もあるかと思います。
厳しい環境の中で頑張っている企業も多くあります。
強い企業とそうでない企業の違いは何か?孫子は戦争に勝つ国、負ける国の違いで7つのポイントを示しています。
1、主いずれ有益なる・・・どちらの国(会社)のトップがより道(道理、原理原則)を体現しているか
2、将いずれ有能なる・・・どちらの国の将軍(上層幹部)がより有能、戦略性を有しているか
3、天地いずれか得たる・・・時、所(時代環境、地域情勢、マーケティング状況)はどちらの国がより有利に生かしているか
4、法令いずれか行わる・・・法令(方針、ルール)はどちらの国がより徹底しているか
5、兵衆いずれか強き・・・どちらの国の集団パワー、組織力が強いか。
忠誠心が強いか。
支持を得ているか。
6、士卒いずれか練(なら)いたる・・・どちらの国の兵隊(社員)がより鍛えられているか
7、賞罰いずれか明らかなる・・・信賞必罰はどちらの国でより明確で徹底しているか
今までの企業間競争は、「競走」より早く走れる会社のほうがより多くのご褒美(売上、利益)が得られた。
今は、生死をかけた競争、企業間戦争の状況にあります。
「負けに不思議の負けはなし」。
より一層の勝てる体質、条件作りが必要です。
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