マネジメント・ゲームで経営シミュレーション
古山喜章です。
毎年この時期になると、後継社長塾カリキュラムのひとつとして、マネジメンントゲームを行います。
期間は3日間。
全国さまざまな企業の後継社長が、4人で1社となり、社長以下担当役員を決め、進めていきます。
今年も24名、6社による、熱い戦いが行われました。
それぞれ、同じ業種・業態のライバル企業という設定です。
ゲームを通じての目的は、
経営を継続させることの難しさ
企業継続の生命線である、キャッシュフローの大切さ
を、身をもって実感していただくことにあります。
戦略をたて、環境・需要やライバル動向を調査し、生産、販売と、どのような手を打つか。
人員採用、作る数、売りにいく地域、価格設定、等など。
売る商品を作るにも、商品を売って現金化するにも、すぐにはできません。
モノの流れとカネの流れには、おのずとタイムラグが発生します。
経理担当はキャッシュフローを常に考えねばなりません。
同じ条件の経営資源でスタートしますが、さまざまな意思決定によって、業績にどんどんと差が生じてきます。
年度ごとの業界懇談会による各社情報交換、
株主総会での営業報告、議案の承認、役員の交代、
そして、残念ながらキャッシュフローが途絶えた企業は債権者集会
などなど、ゲームといえども、実際の経営と同じようなことを体験していただきます。
そこが面白いところでもあり、怖いところです。
ゲームですから、順位はでます。
が、それよりも、
全体最適を考えて、バランスよく手をうつことの大切さ、
資金繰りがく苦しくなる厳しさ、
倒産の怖さ、
を思い知る三日間なのです。
取り巻く環境の変化にどう対応するかで、一喜一憂、大きな差となっていきます。
あらためて、経営は環境適応業であることを、毎年実感させられます。
ちなみに、今年度4月からの、後継社長塾の案内・申込は、こちらからどうぞ。
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