ビジネスマナーを見直そう!
古山喜章です。
今年も、新入社員研修のシーズンがやってきました。
起立、礼での立ち方、お辞儀の仕方から、日常のあいさつや名刺の渡し方など、ビジネスマナーの基本をみっちりとトレーニングします。
私自身も講師として、例年この時期になると、基本マナーの資料をみなおしたり、新たに発刊された関連書籍などを一読いたします。
そのおかげで、この20年ほど、繰り返し、基本マナーを勉強させてもらっております。
ありがたい話しです。
新入社員たちも、やる気にあふれていますから、本当に一生懸命に取り組んでくれます。
(今年の新卒社員は「ETC型」と言われてましたが、真摯に向き合えば、心のバーはいくらでも上がりますよ)
しかし、ほとんどの方は、新社会人となったときを除いて、このような基本マナーに再度取り組むということがないようです。
実はこれが最も困ったところなのです。
いくら新入社員研修でトレーニングをして、元気ハツラツな挨拶などを身につけても、実際の職場に入った途端、一週間ほどで訓練前のような状態にもどってしまうことが多いのです。
それは、先輩社員のビジネスマナーが不十分だからです。
あいさつの声は小さい、相手の目を見ない、元気がない。
そういう方々の多くは、日常業務がマンネリ化し、惰性になってしまっているようです。
そんな姿を見た新入社員は、
「な~んだ、その程度でいいんだ」と思ってしまいます。
元気でやる気のある新入社員を活かすもつぶすも、先輩社員次第なのです。
せめて、新入社員が入社してくる時期くらいは、自分自身も初心に返り、元気で明るいあいさつを心掛けていきたいですね。
採用・研修コストも、大きな投資なのですから。
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