行動しなければ成果は出ない
古山喜章です。
現状の問題に対する対策を立てるものの、その対策が実行にうつされない、ということがよくあります。
その原因は、おおむjね、次の3つに絞られてきます。
1、対策を実行していうえでのプロセスを描いていない
2、担当・期限を決めていない
3、絶対に解決する、という真剣さが足らない
1、対策を実行していうえでのプロセスを描いていない
例えば、工場の安全性を高めるための対策として、「工場を明るくする」という対策がでた場合。
これだけだと、結局誰も何もしませんし、いきなり明るくはなりません。
そのためには、
明るくする場所はどこか決める、
どの場所から始めるのか決める、
どれくらい明るくするのか決める
など、さまざまな判断・決定のプロセスが生じるはずです。
対策を実行・達成することを想定した場合、どのようなプロセスが生じるか。
これがなければ、対策は実行にうつされません。
山に登るためには、具体的な行動計画が必要なのです。
2、担当・期限を決めていない
誰がやるのか、
いつまでにやるのか。
責任を明確にし、共有化していないことがよくあります。
誰かがやるだろう、たぶん彼がやるだろう、では、対策は実行にうつされません。
行動計画を実行するには、タイムスケジュールと役割分担が必要なのです。
3、絶対に解決する、という真剣さが足らない
問題に対して、こうすればいいんじゃないか、と案を出すものの、
どこか他人事、どこか人まかせ、どこか成り行きまかせ。
問題への責任意識や解決への意志が欠けているわけです。
こういうケースが案外多い。
こういう人の場合、そもそも、1、や2、のことをを考えようともしません。
目の前の問題を、心の底から、自分のこととは思っていないのですから。
しかも恐ろしいのは、こういう意識は職場全体に広がっていくことです。
そして、大きな事故や問題に発展していきます。
どんな素晴らしい対策も、実行されなければ成果はゼロなのです。
今一度、対策への取り組み姿勢を確認し、確実に成果をあげていきたいものですね。
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