新規のお客様を逃すな
古山喜章です。
3月~4月は、入学や異動など、最も引っ越しが多い季節ですね。
多くの方々が、新たな地域での生活をスタートさせるわけです。
スーパーであろうと、飲食店であろうと、不安と新鮮な気持ちで、初めてその地域の店に入る、という機会がおのずと多くなります。
お店にしたら、今まで来たことがない、新たなお客様が来店しやすい季節なのです。
そのときの印象がどうか、で、次も来るか、それとも一回限りか、がほぼ決まってしまいます。
(近隣にそこしかない、という店舗なら、お客は少しいやでも多少継続しますが・・・。)
「この店は初めてでも気持ちよく受け入れてくれるな」
「従業員は明るくて感じのよい店だな」
「居心地が良かったな」
「また来てもいいな」
など、その一回の来店時の対応、雰囲気、商品、サービスで、店全体を評価します。
特に、最初の来店時では、モノよりもヒトの対応が印象強く残りやすいですね。
店にすれば、この時期は、人の入れ替わりがあり、最もサービスレベルが落ちやすい季節です。
しかし、お客様にとっては、そのとき対応した人が、新人かベテランかは関係ありません。
そのときの対応・体験が、その店の全て、なのです。
特別な働きかけをしなくても、新規顧客が訪れやすいこの時期こそ、客数を増やす絶好のチャンスです。
数少ないチャンスを逃さぬよう、店で決めている基本ルールを、全員が同じレベルで提供できているかどうか、再チェックしてみてください。
そこに、集客力アップに対する、現在の課題が隠されています。
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