「伝えた」と「伝わった」は違う
古山喜章です。
計画や業務を進めていく上で、問題や行き違いが発生します。
どの企業でも、こういうことがよくあります。
☆☆さん「○○○の件は、△△さんに伝えました」
で、△△さんは、
「えぇ、それはお聞きしましたが、そういうこととは思ってませんでした。」
とか、
「いいえ、聞いておりません」
で、☆☆さんは、
「間違いなく言いえました!」
となり、トラブルの原因となってしまいます。
「伝えた」と「伝わった」は違うのです。
狙いや意図、目的を外さずに物事を伝える、指示をする、というのは難しいな、といつも感じます。
上記の場合なら、まずは伝えた☆☆さんの伝え方に問題があったのでしょう。
仕事に対する理解や感じ方は、人それぞれによって異なります。
そこを理解して伝えなければ、ただ言っただけでは伝わらないのは当たり前です。
一を言って十を知ってくれる人など、まれなのです。
特に、指示・連絡をするとき、「その意図は何か」ということを伝えないと、トラブルの種になることが多いですね。
そこまでいかずとも、言われる側にしたら、「なぜそうなのか、あの人はいつも言ってくれない」と、不満の元になりがちです。
仕事を進めていくのは、指示、命令、伝達の連続です。
組織で仕事を進めるとは、そういうことです。
つまり、役割を分業化していくことなのです。
「あの伝え方でよかっただろうか?」
毎日10分間、こう考えるだけで、伝達力は磨かれていきます。
ぜひ、お試しください。
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