仕事の責任を理解する
古山喜章です。
気温が高く、湿度が高いこの時期になると、例年のことながら、食中毒事故が増えています。
しかも、その原因のほとんどが、
手洗いをルールどおりしていなかった。
手袋をルールどおりに着用していなかった。
食品をルールどおりに保管・取扱いしていなかった。
といった、基本的なことです。
また、気温が高くなると、白衣やネット帽子の着用が乱れ、毛髪混入も増えてきます。
いかに、基本ルールを維持することが難しいか、思いしらされます。
基本ルールを守れる人、というのは、自分の仕事の責任をよく理解されている人です。
手を洗わずに作業をして、食中毒を起こせば、お客様に迷惑がかかり、会社の経営そのものにも、取り返しのつかない影響を与えてしまう。
そうなると、働く人たちにも多大な影響を及ぼしてしまう。
つまり、相手の立場で物事を考えることができます。
では、自分の仕事の責任を理解していなければ、どうでしょうか?
「今まで大丈夫だったから、なんともないだろう」
「急いでいるからしかたがない」
など、自分の都合を優先させた考え方になってしまいます。
事故の原因を引き起こした方々はみな、
「まさかこんなことになるとは思わなかった」
とおっしゃられます。
特に、監理者がそもそもルールを守っていない会社では、全体の規律が乱れてしまいます。
「まさか」のことに対応するために、基本ルールはあるはずです。
食品の取り扱いが最も難しいこの時期、仕事の責任を理解してルールをしっかり守り、のりきってください。
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