ひとりQC活動にならないために
古山喜章です。
「ほとんど担当者だけでQC活動をしています。」
QC活動の指導をしていると、担当者がそうつぶやくサークルが出てきます。
QC活動の基本は、全員参加の活動です。
「なんでみんなでできないの?」
と尋ねると、多くの場合、
「みんなで集まることができないんです。」
と言われます。
たしかに、24時間営業のなかでのシフト勤務であったり、
日頃の業務担当が個別で、各自が遠方にではらっている、
などといったことはあります。
かといって、全員参加での活動がまったくできないことはありません。
それは、やろうとしないだけ、なのです。
テーマを決め、期限を決めて、全員の意見やアイデアを集める。
せめて月に1度~2度は、集まる機会を設ける。
メールで意見交換をする。
スカイプなど、インターネットのテレビ電話機能を活用する。
などなど。
QC活動に限らず、事を進めていくにはかならず、阻害要因が出てきます。
それを取り除くために、何かの手段を講じる人、
その時点であきらめてしまう人、
がいます。
そこであきらめてしまっては、ゴールに到達できないし、なんの成長もありません。
QC活動は、全員参加で意見をだしあい、チームの突破力を強くすることが目的です。
なんとかしようとするサークルは、良い結果を出し、チームの力が強くなってきます。
QC活動を推進管理する立場の方々は、そこのところをじっくりとみてあげてください。
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