金利を見直しましょう
みなさん、こんにちは。ICOグループの内藤秀治です。
9月21日に国土交通省から2010年の基準地価が発表されました。
全国の全用途平均で前年比3.7%の下落とのことです。
19年連続の下落だそうです。
そして、土地の値段のみならず、モノの価値もまだまだ下がっています。
もちろん銀行金利も同様です。
今、企業にとっては、金利の見直しをするチャンスです。
銀行との長い付き合いの中で当たり前のように高い金利で借入をし、銀行の言いなりになり、ご機嫌をとっている企業もいまだに多く見受けられます。
先日、支援先の社長にその話をすると、「付いて来てくれ」というので、銀行との金利引き下げの交渉に同席しました。
「金利を下げてください」
とこちらがいうと、「それは無理です」との銀行員の答え。
「当社のスプレッド(上乗せ金利)はいくらですか?」
と聞くと、「そんな設定はしていません」との答え。
「本当ですか?」
と聞くと、「本当です」と答えました。
「当社の格付けはどうなっていますか?」
と聞くと、「それは言えません」との答え。
最初はまったく話になりませんでしたが、3回ほど交渉すると・・・・・・、結局、1.625%から1.25%に下がりました。
まだまだ、下がりそうでしたが・・・・。
その結果、長期金利で総額約500万円ほど支払利息が少なくなりました。
「金利を引き下げてもらったのは初めてです」と社長も喜んでいました。
結局、銀行も交渉してくる先には金利を引き下げるのです。
何も言わなければ、高い金利を吹っかけてきます。商売事はすべて同じです。銀行を崇めたてるのをやめましょう。銀行も単なる仕入先の一つなのです。
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