前年経営をするな
古山喜章です。
先日、某大手食料品卸会社の社長とお話しする機会があり、次の言葉を強くおっしゃられていました。
「日本企業の弱さは、前年経営をしてしまうことにある。」
計画をたてるのも、実績を評価するのも、常に"前年と比べてどうか"の分析で終わってしまう。
今の世の中、1年での経営環境の変化はめまぐるしく、前年実績と比較しても、それは前年の経営環境での結果と比較しているので意味がない、というわけです。
まさしくそのとおりです。
前年との比較をするな、とは申しません。
ただ、前年との比較だけで終わっていはいけない、ということなのです。
常に現状の経営環境を踏まえ、自社の強み・弱みを見つめ直して、新たな打つ手、課題の克服を検討していくべきです。
そのようなことを、どれだけの中小企業が実践できているでしょうか。
まだまだごく一部です。
打つ手をどう考えるか、何を課題とするか。
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来年3月までの、5回シリーズです。
井上会長と、アイシーオーメンバーが各企業の経営改革のお手伝いをさせていただきます。
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