電話加入権を売却する人、しない人
古山喜章です。
井上和弘のブログ「経営道場」やセミナーで、電話加入権売却の話しがたびたび出てきます。
でも、なんでもそうなのですが、それを実行する人と実行しない人がいらっしゃいます。
実行しない人はおおむね、
「会計士さんから、たいした金額じゃないから、そんなことはしなくてもよいですよ、と言われて・・・。」
「そんなことをすると、いざというときに困るかもしれませんよ」
「そんなことをするなんて聞いたことがない」
「そんなことをしたら電話が使えなくなる」
などなど、さまざまなことをささやかれ、実行しないままになっています。
先日、函館でハンバーガーチェーン店を経営し、好業績を上げておられる経営者と再会する機会がありました。
その際、以前に指導した電話加入権の売却について、あらためて確認しました。
聞いたところ、
「あれからすぐ、1本1000円で私が買い取りました。」
会計士はやはり、上記のようなことを言ったそうですが、その経営者は、
「これをやらないと、今度会ったときに叱られて立たされるんですよ!」
と言い返し、処理手続きを押し進めたそうです。
で、何か不具合がありましたか、とおたずねすると、
「なんにも問題なんかありません。わけのわからない資産勘定がなくなってスッキリしました。」
ということでした。
結局、ほとんどの会計士は、このようなオフバランスや節税ということを実行されたことがないのです。
だから、気が進まないのです。
その会計士は最終的に、
「で、他にどんなことができるって言ってましたか?」
と聞いてきたらしいです。
電話加入権を売却することに、なにも問題などございません。
オフバランス、資産圧縮のひとつの手段として、活用ください。
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