信号作戦で社内活性化
ICOの森垣英和です。
会社の活性化対策として「信号作戦」を展開している会社があります。
信号の色は「緑」、「黄」、「赤」。
その色をカードにして業務改善などにうまく活用しています。
「緑カード」は、上司、同僚などが、大変良い行為、例えば、「お客様より褒めていただいた」、「大きな受注を獲得した」「店舗で万引きを防いだ」「新商品のアイデアを出しそれがヒットした」など良いことをした社員を評価し本人に「緑カード」を渡すと同時に会社(その会社では総務部)にも報告。
全社朝礼などで全社員に事実を紹介し「我々もやろうよ」と良い行為を共有化しています。
「黄カード」は、失敗、不注意を警告、例えば「過失による交通事故を起こした」、「お客様より苦情を受けた」、「遅刻を連続した」などイエローカードで本人に警告。
これも総務部に報告し、総務部では同じことが他部門でも発生しないようにPCで氏名は出さないで事実のみ報告、共有化します。
「赤カード」は大きな損害を発生させた、規律違反などの場合、本人に反省を促すために渡します。
レッドカードには顛末書、始末書を指摘された本人が提出します。
毎月次、部門ごとで「緑」、「黄」、「赤」のカードの枚数を総務部が発表、半期ごとに集計したカードを集めて賞罰委員会で事実の再確認や、その後の状況も勘案して表彰(個人賞、チーム賞、部門賞)、部門ごとの評価をして賞与にも反映させます。
良いことを褒める「善行カード」、「あなたはエライカード」などをやっている会社もありますが、「緑カード」、「黄カード」、「赤カード」の良いことも、悪いことも共有することの方が合理的かもしれません。
褒める(緑)基準、警告(イエロー)の基準、反省事項(レッド)の基準など難しく考えればなかなか進まないこともあり、その会社は事実の積み重ねのなかから基準を明確にするという方向で進めています。
業績とカードの関連性では、良い業績の部門の方が、イエローカードが多かったりしますが、それだけ部門運営に厳しいからだとも考えられます。
あなたの会社でも「信号作戦」をやってみませんか?
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