朝礼・終礼・ミーティングのポイント
古山喜章です。
飲食業や小売業を多店舗展開されている企業の指導をしていて、朝礼や終礼、ミーティングなどが行われていないことがあり、驚かされます。
それでは店舗内のコミュニケーションや情報共有がうまくいかず、チームワークが上がらないのも無理はありません。
店舗のスタッフに、「なぜやらないの?」と聞くと、「その必要性がわからない」ということが多いのです。
それと、
「全員が集まれないのでできません」
「連絡ノートを使っているので大丈夫です」
「そんなこと、やるのが恥ずかしいです」
などという返答をいただくこともあります。
1、なぜ必要なのか?
1)共有しておくべき大切なことを確認しあう。
2)意識や気持ちを同じ方向に向かわせ、行動の足並みをそろえる。
3)お互いを認め合い、チームとしての一体感を共有する。
だからこそ、店舗として最高の価値をお客様に提供することができます。
そして、実現すると、私たちも大きな満足感を得ることができます。
2、実施時の7つのポイント
1)その場をリードする人は、明るく元気よく、参加者に届く大きな声で。
そのときのリードの仕方が、良くも悪くもその場の雰囲気のベースになる。
2)参加者の顔を見ながら、自分自身の言葉で話すこと。
3)何かひとつ、参加者に問いかけをしてあげること。
4)慣れると事故やトラブルにつながりやすい事柄など、ひとつずつでもいいからルールを確認していくこと。
5)クレームやお褒めの言葉など、職場にとってつらいこと、うれしいことを伝えて共有すること。
6)会社の方針・展開や連絡事項を伝え、1部署のメンバーというだけでなく、企業全体のメンバーであることを認識してもらう。
7)”よろしくお願いします!””ありがとうございました!”など、感謝の気持ちを込めて、気持ちよく締めくくる。
飲食業・小売業に関わらず、朝礼や終礼など、メンバーが集合した状態での場を持つことが、社内コミュニケーションを円滑にします。
また、そのような場を仕切ることで、リーダーシップが育成されていきます。
朝礼・終礼、ミーティングなどのあり方を見直してみてください。
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