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2010年11月29日 (月)

不要な機械・設備は処分しなさい

古山喜章です。

先日、ある指導先で決算時期に備えて、利益を下げるべく、不要な機械・設備がないかを見直しました。
すると、出てくる出てくる。
ざっと計算して、簿価で8千万円ほどの金額になりました。
数年前に新工場を稼働させ、旧工場が今も残っているわけです。
なので、旧工場にあるものは、ほとんどが現在使っていないものばかりです。

「どうして処分せずに置いてあるんですか?」と尋ねると、
「いやぁ、利益がそれなりに出たら処分しようと思ってました。」
「なぜですか?」
「利益が出たときにしないとマイナスになりますから」
「マイナスになってもいいじゃないですか?」
「マイナスになったら銀行が融資してくれないんじゃないですか」
「ところで、社長の言っておられる利益とか、マイナス、というのは、何利益で、どのようなマイナスですか?」
「何利益って・・・???」
「固定資産の除却損は特別損失ですから、経常利益よりも下の部分ですよ。特別損失がどうなろうと、銀行は営業利益、経常利益までで判断するのですから、融資がどうかという心配はいりませんよ。利益があろうとなかろうと、マイナスを出せばいいじゃないですか」

ということが、ほんとう~に、いまだにあります。
銀行は返済能力を見るわけですから、特別損失を出してキャッシュが多く残れば、むしろそのほうが返済原資が増えるわけで、歓迎されるはずです。
(ただ、最近はそのことがわからない銀行員がおり、驚かされることもあります。)

不要な資産を処分すれば、総資産が圧縮され、自己資本比率の改善にもつながります。
期末が近付いている企業の方は、もう一度、固定資産の明細をじっくり眺めてみてください。
もうとっくに処分したと思っている不要な資産が、案外残っているものですよ。

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