常に課題を考える
古山喜章です。
経営幹部の研修などで、
“職場の課題を3つ書いてください”
とお願いすると、
3つスラスラ書ける人、
2つまでスラスラ書いて考え込む人、
1つめがなかなか書けない人、
にわかれます。
1つめがなかなか書けない人は、だいたい、
“急に言われても”とか、
“わかっているんですけど、いざ文章にするとむつかしい”
と言われるケースが多いのです。
ということはつまり、
明確に3つスラスラ書ける人は、
急であろうとなかろうと、つねに言葉や文章として、
職場の課題を把握されている、
ということなのです。
書いてくださいと言われて考える、受身的な姿勢ではなく、
言われなくても考えている、主体的・能動的な姿勢なのです。
主体的・能動的に課題を考えている人は、
いつなんどきもその課題が頭のなかにあります。
なので、課題解決のヒントに気づく機会が多くなります。
もちろんそのヒントを活かす機会が増えてきます。
そういう人は、どんどん成長していきます。
逆に、受身的な人は、
課題が潜在意識にありませんから、
解決のヒントになるようなことと向き合っても、
そのことに気づきません。
成長の機会を自ら失っていきます。
各経営幹部に、職場の課題を3つ書いてもらう。
これだけで、その幹部人材の日頃の姿勢が見えてきます。
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