繁忙時期の在庫管理
古山喜章です。
12月に入り、少なからず繁忙時期を迎えている企業が多いです。
確かに物量は増えます。
しかしその分、キャッシュもいるし、人でもかかるし、と、
普段以上にコストがかかる時期でもあります。
いろいろなロス・ミスも起こりやすくなります。
なかでも多いのが、在庫の持ちすぎです。
とかく在庫管理の担当者は、在庫を多く持ちたがります。
足らない、ということを避けたいわけです。
売れなかったらどうする?
残ったらどうする?
という発想がそのときにはありません。
在庫管理者の発注具合によって、資金繰りが大きく変わってくる。
そこまで理解して発注されている担当者は少ないです。
物量が増えるこの時期、
発注担当者にチェックしておくべきことは、
1)日々の在庫量、出荷量をどの程度の数字で見ているのか、
2)その数字の根拠は何なのか、
ということです。
担当者と向き合い、日々の予定と実績の推移を、少なくとも週に一度はチェックしておくことをおすすめします。
繁忙時期終了間際になって、大量の在庫があることがわかっても、もうどうしようもありません。
発注担当者へのまかせっぱなしは禁物です。
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