日曜ビジネス映画劇場 その3
古山喜章です。
かつて、リーダーシップを学ぶ研修教材としても使われていた映画に、
日本映画「八甲田山」(1977年公開)があります。
日露戦争を控え、シベリアの寒さに負けない軍隊を育成する訓練として、2つのグループが雪の八甲田山へと向かいます。
2つのグループが異なる場所からスタートし、山中で合流する、という工程です。
その訓練に、猛吹雪が襲い掛かります。
1つのグループは、なんとかその環境を乗り越えて全員生還し、
もう1つのグループは、準備不足、指揮命令系統の乱れによって、ほぼ全員が凍死してしまいます。
2人のリーダーが発揮するリーダーシップの違い、
組織における指揮命令系統・役割分担の大切さ、
などを、映画を見終わった後にグループ討議する、
という研修を、私も受けたことがあります。
転じて、
現代の経営環境も、いわば猛吹雪が吹き荒れるような状況は同じです。
同じ業種業態であっても、
リーダーの判断、考え方、行動によって、
倒れる企業、生き残る企業があるのです。
2時間40分という長さが今となってはツライのですが、
機会があれば再見したい作品です。
映画が公開されたころ、私はまだ小学生でしたが、
北大路欣也さんが死に際に発する、
「天は我々を見放した・・・・」
というセリフを、子供たちもマネていたことを思い出します。
今でいう、流行語ですね。
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