サントリーウイスキーのようなサラリーマン
古山喜章です。
先日、ある企業の経営幹部の方と話していると、
「ウチにはサントリーウイスキーみたいなサラリーマンがいてる!!」
と言われました。
???
「それってどんなサラリーマなんですか?」
とたずねました。
その方いわく、
「何もたさない、何もひかない」
そういえば、そんなキャッチコピーがかつてありましたね。
どういうことかお聞きすると、
「言われたことはするけれども、それ以上のことはしないし、かといって、それ以下でもない」
言われたことをしないよりはマシだけども、
自ら何かをプラスすることはしない。
提案もしない。
チャレンジもしない。
ただひたすら、自分の立場を守るため、最低限度のことだけをする、というわけです。
サラリーマン根性まるだしの、スーパーサラリーマンですね。
しかし、もっと困るのは、
「言われたことはやります」と言いながら、
結局は言われたこともしない社員です。
「何もたさない、何もやらない」
これはかなり悪質なサラリーマン根性の持ち主ですね。
こういう人、結構いますよ。
これらの方々は、仕事の目的が、自分の内側にしか向かっていないタイプです。
仕事の目的は、経営理念や業績など、世の中にお役立ちするという、自分の外側に向けるべきものです。
その対価、報酬として、自分自身も豊かになっていきます。
目の前の仕事に対して試行錯誤し、さまざまなことをプラスアルファしていく。
自らそうしていくから、
言われなくても押さえるべき仕事のツボをつかみとります。
みなさんの会社には、
サントリーウイスキーのようなサラリーマンはいませんか?
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