QC活動 成功のポイント①
古山喜章です。
①「テーマ選定を早くする」
先日、ある企業でQC活動の発表会が行われました。
全部で34サークル。
一年間の成果を発表する場ですが、
成果が出たサークルばかりではありません。
成果が出ない、苦し紛れの発表となるサークルもあります。
成果を得られなかったサークルに共通することは何か。
そのひとつは、
テーマ選定に時間がかかりすぎていたことです。
QC活動は、PDCAを繰り返していく改善活動です。
テーマが決まらないことには、最初のP、プランさえたてることができません。
テーマが決まらない、というのは結局、
日頃からの問題・課題に対する意識や、
改善意識・責任意識が欠けていることでもあります。
テーマ選定が遅れれば、プランはもちろん、対策を実行する時間が短くなります。
せいぜい、PDCAを1回転させるだけで終わります。
PDCAは、繰り返せば繰り返すほど、改善されていくわけです。
だから、成果が上がるのです。
1回転では、ある対策を1度実行しただけです。
1回の対策実行で効果が出るくらいなら、かなりムダが多い職場です。
稼働して間もない工場なら、そういうこともあるでしょう。
日頃のコミュニケーションやミーティングでも問題意識を働かせて意見交換し、
せめて2回程度の会合でテーマを決めてください。
そして、
そのテーマの何が問題なのか、
現状把握で深く掘り下げて打つ手を考え、
できるだけ早く対策を実行していくべきなのです。
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