店長の非常識 ②なんでもすぐに届くと思っている
古山喜章です。
多店舗展開の店舗でよくあるのが、
「店長は発注すればなんでもすぐに届くと思っている」
ということです。
本部や物流拠点も、在庫管理のもとに店舗へ出荷発送しています。
適正在庫を定めて、
工場で生産したり、
業者から仕入れたり、しているわけです。
リードタイムというものがあるのです。
そんなことは全く考えず、
無茶な数量を突然要求してくる。
特注品や別注品を急に要求してくる。
ということがよくあるのです。
別注は何日前までに、とか、
数量が○○以上の場合は何日前までに、とか、
一応、ルールは決まっています。
なのに、
「いや、お客様がいっておられるんです。」
などと強引に要求してくる。
受ける側はたまったもんじゃありません。
振り回されっぱなしになります。
ルールのもとにお客様の要求にお応えすることも、
店長の大きな仕事です。
なんでもかんでもお客様が言っておられるから、
ということでは、店長失格です。
サービスの意味を勘違いしています。
また、もっとひどいのは、
よくよく調べてみれば、
店長はもっと早くに注文を聞いており、
本部へ発注依頼することが単に遅かっただけ、
というものです。
こうなると、もう言語道断です。
発注に関するルールは、
本部と店舗の間で周期的に確認し、
各セクションの業務が乱れないように、
統制をとっていかねばなりません。
結局、受発注業務が乱れると、
最終的には、お客様に迷惑がかかってしまうのですから。
« 成功する商品開発、失敗する商品開発 | トップページ | 節分 »
「組織・体制」カテゴリの記事
- 過剰からの脱却 ④(2021.08.19)
- 優秀な経営トップを集めなさい(2018.11.12)
- 経営費は時流に即せないものか!(2018.08.20)
- そうだったのか! 松下幸之助さん(2015.04.20)
- 上司は部下の時間を恐ろしく使っている(2015.01.29)
コメント