店長の非常識 ①物流コスト
古山喜章です。
多店舗展開の企業を見ていると、
その店長が、とんでもない非常識を、
当たり前のように思っていることがあって驚きかされます。
①物流コストをタダと勘違いしている
先日、ある物流拠点に、
ショッピングセンターに出店している店舗から
電話がはいりました。
「大変です!大至急、トマトを2個運んでください!!」
電話を受けた物流担当者は、
「大至急いるんなら、そこのスーパーで買え!!」
と一喝して電話を切ったそうです。
そんなアホな??
と思われるかもしれませんが、実際にあったことであり、
大なり小なり、
これに似たことはあちらこちらで聞くことがあります。
店舗でのコストは気にするけれど、
工場や物流のコストは全く気にとめていない、
という店長がいます。
店内しか見ていない。
全社レベルの利益意識が頭にありません。
でも、往々にして、そのような店長は結局、
店内も見えていません。
物流拠点の担当者も、無茶な要求には
断固“ノー”と言う姿勢が必要です。
店舗の無茶な要望を、誰かが一度でも受け入れてしまうと、
その店長は、
「あ、なんだ、言えばなんとかしてくれるんだな」
と勘違いし、
やがてはコストのことなど考えなくなってしまいます。
店長の非常識は、店長だけの責任ではないのです。
« 使って便利なクラウド 「Dropbox」 | トップページ | 残業対策 その2 »
「組織・体制」カテゴリの記事
- 過剰からの脱却 ④(2021.08.19)
- 優秀な経営トップを集めなさい(2018.11.12)
- 経営費は時流に即せないものか!(2018.08.20)
- そうだったのか! 松下幸之助さん(2015.04.20)
- 上司は部下の時間を恐ろしく使っている(2015.01.29)
コメント