商売いろはカルタ
ICOの森垣英和です。
時間の経つのは早いもので1月は「あっと」いう間に終わり既にもう2月。
昔は1月(正月)にはカルタ取りをよくやったものですが、
今の子供に「カルタ知っているか?」
と質問しても知らない子の方が多いのではないでしょうか。
カルタも土地によって違い江戸、尾張、大坂では「いろはカルタ」の「い」でも
・江戸カルタ「犬も歩けば棒に当たる」(物事を行う者は時に禍にあたる、用心すべし)
・尾張カルタ「一を聞いて十を知る」(1つの現象から多くのことを学ぶ。一部分を聞いて万事を理解する)
・大坂カルタ「一寸先は闇」(世の中は何が起こるか判らない、何がおきても対応できるように)
とかなり差があります。
ある外食チェーンでは、
そうした「いろはカルタ」を店の教訓にして社員、
アルバイト教育に活用しています。
い「いつもお客様を忘れるな」(店はお客様の為にある、お客様第一主義を徹底する)
ろ「論より証拠」 (あれこれ考える、議論をするより業績、結果を出すべし)
は「ハートの真心がお客様をつかむ」(真心をもって接すれば固定客は増える)
に「ニーズをつかめ」(お客様が何を求めているか、いつもお客様に注目しなさい)
ほ「褒めて部下を育て上げよ」(部下の良いところを見つけよ、そして褒めよ)
へ「返事は大きな声で元気よく」(お客様からの質問や要望には大きな声で対応)
と「問いかけよ、これがベストか」(今やっていることは最高のものか、もっと良いやり方はないか)
ち「ちりも積もれば山となる」(ロスや無駄は出ていないか、小さなものでも重なれば大きくなる)
り「利益は店の存在価値」(お客様の支持や店メンバーの努力によって利益はでてくる、店がどれだけの価値があるか)
(以下 略)
経営指針、行動綱領、クレドとかで、
経営やサービスなど、どうあるべきかをしめすことも重要ですが、
「商売いろはカルタ」で判り易く、会社、店の考え方を表すことも、
一つの方法ではあるかと思います。
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≪… 江戸カルタ … 犬も歩けば棒に当たる
大坂カルタ … 一寸先は闇
尾張カルタ … 一を聞いて十を知る …≫ で、数の言葉ヒフミヨ(1234)を眺めると・・・
江戸 流は、『自然比矩形』
大坂 流は、 コスモス ⇔ カオス
尾張 流は、『幻のマスキングテープ』
とか・・・
≪…い「いつもお客様を忘れるな」(店はお客様の為にある、お客様第一主義を徹底する) …≫の、≪お客様≫を【数体】に変えると、実数直線の + - の方向を模様で示せ・・・
「すうがくでせかいをみるの」的に観ると、数の言葉ヒフミヨ(1234)が[直交座標]を背負いこんでいとか・・・
投稿: 縄文文明の残り香 | 2023年7月26日 (水) 21時43分