既存商品の切り口を変えた事例
古山喜章です。
森垣の記事
「成功する商品開発、失敗する商品開発 その3」で、
“既存商品を改良開発しなさい”
とありましたが、その事例を。
この時期、コンビニやスーパーへ行くと、
受験合格祈願のお菓子、というのも、
よくみかけるようになってきました。
それも、大手菓子メーカーの既存商品を、
ネーミングやパッケージを変えたものです。
「カール」が「ウカール」に、
「トッポ」が「トッパ」に、
「コアラのマーチ」は、???と思ったら、
“コアラは眠っていても木から落ちない”
ということだそうです。
眠っていたらあかんやろ、と思ってしまうのですが。
もとは、九州の女の子が友人に「キットカット」を、
“きっと勝つと”というメッセージを添えて送った、
というのが事の発端と言われています。
なじみのあるお菓子の限定バージョン、
という雰囲気もあり、“合格”“限定”ということが、
消費者の購入意欲を高めているようです。
既存商品の切り口を変えて付加価値を高め、
ヒット商品をつくる、面白い商品戦略ですね。
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