女性力の活用 その2
ICOの森垣英和です。
アメリカの企業での女性管理者の登用が進んでいる企業と、登用が遅れている企業の業績比較のデーターがあります。
そのデーターによると
1、自己資本利益率
・進んでいる企業 14%
・遅れている企業 8%
2、売上税前利益率
・進んでいる企業 13%
・遅れている企業 9%
3、総資本利益率
・進んでいる企業 8%
・遅れている企業 4%
女性管理職を多く登用し、活用している企業の方が高い収益となっています。
女性をうまく活用する企業、
女性を積極的に登用する企業の方が、
男性従業員も発憤し成績が上がるという現象があるようです。
女性の能力発揮、活用を進めるためには、
男女均等の取り扱いだけではなく、
女性を積極的に活用するための
企業の「ポジティブ・アクション」が必要になってきます。
ポジティブ・アクションでは
(1)女性の採用、職域拡大、管理職増加などへの施策
①昇進、昇格基準について男女同一のものを定めて従業員に周知し男女同一基準での選考を行う
②キャリア形成のモデルとなるような女性管理職を育てる
③女性の少ない分野へ優先的に女性を採用、登用する
(2)女性従業員への啓発、動機付け
①女性管理職との懇談による意識付け
②女性の職域拡大やステッアップなどの研修、教育訓練の実施
③女性を会議やプロジェクトのメンバー、リーダーに登用
(3)職場の環境、風土の改善
①お茶汲み、雑用、「~ちゃん」「うちの女の子」といった業務、呼び方などの慣行を見直す
②女性向け施設(休憩室、トイレ、ロッカー)などの整備
③結婚後も希望すれば旧姓使用を認める
などを計画化して全社を上げて取り組んでいきます。
女性を積極的に活用する企業とは、
人を性差で判断するのでなく
人物が優秀、有能で判断し、
仕事の結果、成果を公正、公平に評価していく企業ではないかと思います。
あなたの会社では、
女性従業員を十分に活用していますか、
女性従業員はイキイキ働いていますか?
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