基幹業務は定期異動をさせよ
古山喜章です。
神戸のある企業で、
女子経理職員が会社のお金を横領して逮捕される、
という記事が報道されていました。
毎年数件は、同様の記事を見かけます。
今回のケースは、経理担当者が変わって、
新任者が口座チェックを行ったところ、
不正が発覚したとのことです。
ということは、
これまではまかせっぱなし、
なんのチェックも行っていなかった、
ということなのでしょう。
よくあるパターンです。
特に直属上司は、細かな実務など、
まったく放置していたのでしょう。
他にも、仕入担当者が業者と癒着してリベートをもらっていた、
などというケースも後を絶ちません。
人間とは、そのようなことをしでかす可能性のある生き物です。
そして一度やれば、何度でも繰り返すのです。
その社員を信用しているからといって、
なんのチェックもしないのは、
管理側の怠慢です。
日頃のチェック以外にも、
特に経理や仕入など、基幹業務にあたる人材は、
①定期的に異動をかける
②長期休暇をとらせてチェックする
といったことも必要です。
不正ができない体制を整え、チェックの機会を作る。
それほどお金がかかることではありません。
これも身近な危機管理なのです。
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