ポケットベルの保証金??
古山喜章です。
ある決算書の無形固定資産の項目で、
"電話加入権"の下に、
"ポケットベル保証金"
という項目を見かけました。
懐かしい言葉です。
もはやケータイからスマートフォンに移行する時代。
妙にレトロなものをみかけた気分になりました。
「"ポケットベル保証金"ってありますけど??」
「それはもう使っていないです」
「当たり前ですよ!NTTはポケットベルのサービスをとっくに終了していますよ!!」
あとで調べたら、
2007年3月末でサービスは終了していました。
サービスが終わっても返還請求せず、
放置状態になっていたわけです。
細かいことかもしれませんが、
このようなことを、会計士や税理士、監査の方々から、
指摘・アドバイスされたことは、一度もなかったようです。
いつも思うことですが、税理士、会計士の方々は、
決算書の作成や税金の計算はしてくれます。
が、財務諸表をスリムに筋肉質にすることには、
ほとんどの方が無関心なのです。
ポケベルなんてサービスが終了しているのだから、
保証金が残っているなら、
損失処理にしてしまえばよいのです。
ただそれだけのことです。
不要なものを整理して定期的に処分しないと、
いつのまにやら、不要な資産はたまってくるものです。
そして、どんどん手をつけにくくなっていきます。
そのような資産は、ありませんか?
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