パート化・アルバイト化を進めよ
古山喜章です。
パート・アルバイトと、ほとんど同じ仕事しかしていない。
そのような正社員はいないでしょうか?
もしいるなら、
パート・アルバイトの賃金でできることに、
それ以上の高い賃金を支払っている、
ということです。
それでいて、"人件費が下がらない"
と嘆くわけです。
それなら、パート・アルバイトの比率を高め、
正社員の比率を下げて、
全体の人件費を下げるべきなのです。
"いやぁ、うちの時給では人が集まらないんです"
ならば時給を上げればいいだけです。
多少上げたところで、
正社員の時給を上回ることはないはずです。
月例給20万円の社員なら、
事業者負担の法定福利が+15%で、
23万円の人件費です。
さらに賞与が年3ケ月、60万円なら、
23万円に賞与月額分5万円が加わり、
月間28万円の人件費です。
で、1日8時間、1ケ月22日の勤務で、
月間労働時間は176時間です。
28万円÷176時間=1590円
という時間給になるわけです。
さらに言えば、交通費も全額支給で、企業負担は
パート・アルバイトより大きいはずです。
福利厚生費もかかっています。
それに見合う仕事をしてくれているでしょうか?
時間給が900円、1000円であっても、
パート・アルバイトの従業員が、
正社員なみの働きをしてくれるなら、
安いものなのです。
特に、小売店、飲食店、ホテル、医療・福祉など。
サービス業では、このことがあてはまります。
多くの工場、事務業務でもそうでしょう。
リーダーなど、管理業務、
マネジメントの役割をしない限り、
パート・アルバイトの人員で、
十分に業務をこなせるはずなのです。
パート・アルバイトの時間給が上がっても、
正社員が減れば、人件費の総額は下がります。
人件費が高いなら、
下げる方策を進めればよいのです。
« ルール徹底の要は「しつけ」 | トップページ | 経営者を惑わせる、銀行のささやき① »
「人事・労務」カテゴリの記事
- 労務コストを削減せよ⑤(2024.10.04)
- 労務コストを削減せよ④(2024.10.03)
- 労務コストを削減せよ➂(2024.10.02)
- 労務コストを削減せよ②(2024.10.01)
- 労務コストを削減せよ①(2024.09.30)
とても魅力的な記事でした!!
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
投稿: 履歴書の書き方 | 2011年10月 2日 (日) 21時06分