お別れ会
古山喜章です。
アンリ・シャルパンティエ創業者 故蟻田尚邦氏の
お別れ会に出席させていただきました。
神戸ポートピアホテルの大宴会場が、
故人を偲ぶ方々で埋め尽くされました。
一人の経営者の影響力、というものを実感いたしました。
私事で恐縮ですが、学卒で就職をして、
16年間、お世話になった会社です。
経理・総務など、スタッフ部門での勤務経験が長く、
当時の蟻田社長に、身近に接することが多くありました。
なかでも、
マナーや礼儀、ということにかけては、
自他ともに大変厳しくされていたことが、
今の私にはとてもありがたく、感謝しております。
心配りを形に表す、態度に表す、ということを、
店舗、商品、販売、物流、生産、管理業務、と、
あらゆる業務において、一貫して追及されました。
だからこそ、アンリブランドは確立され、
愛されてきてのだと思います。
ブランドづくり、ということに、
ここまでのこだわりを実践されている企業は、
なかなかありません。
私自身がよく指導を受けたのは、
社内の議事録やビジネス文書などの作成です。
文章の意味、長さ、句読点、「て・に・を・は」に
至るまで、実に細かく厳しくチェックを受けたものです。
ときには辞書を片手に、
私と一緒に文章を考えていただく、
ということもありました。
こちらはもう、冷や汗のかきっぱなしです。
ブランドづくりや経営だけでなく、
「文章」や「言葉」を大切にすることの素晴らしさを
教えていただいた、忘れられない恩人なのです。
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