上司が現場を知らないと、ムダのもと②
古山喜章です。
ゴールデン・ウィークも終わり、倉庫を見ると、
資材在庫が山のように残っている。
そんな状況を見ることがあります。
担当者の上司もそのときになって初めて、
大量の在庫に気づきます。
「5月中になくなればいいと思って・・・」
「切らしたら大変なので・・・」
「あったら便利で安心なので・・・」
担当者はいろいろ言い訳します。
現場は在庫を持ちたがるのです。
なかには、5月分どころか、
6月も十分にまかなえるほどの、
在庫を抱えてしまっている場合があります。
在庫を多く抱えると、ムダも多く生じます。
1)支払いだけが先に発生します。
売ってキャッシュが入るのはずっと後です。
2)倉庫がせまくなります。
モノの移動がしにくくなり、ムダな時間が生じます。
3)品質が劣化していきます。
マイナス伝票をきってもらう。
使った分だけ伝票をきってもらう。
緊急時に資材調達できる手だてを確保しておく。
ただ在庫を多く抱えるだけでは、
経営全般を何も考えていないのと同じです。
担当者の保身だけです。
上司が担当者にまかせっぱなしになると、
このようなことが発生します。
また、上司が経営の視点を持たないと、
このような状況を許してしまいます。
現場をよく知っている上司は、
ぬかりなくチェックをするものです。
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