B/S面積グラフを作ってみよう②
古山喜章です。
ICOでは、自社の財務体力・体質を現状把握するため、
井上式B/S面積グラフの作成をおすすめしています。
各社の決算数字によりますが、
完成時はこのようなイメージです。
詳しい作成方法は、こちらを参照ください。
記入フォーマットや作成見本のダウンロード、
記入方法の動画解説もございます。
②勘定科目のまとめ方がわからない
その1.“棚卸資産”
決算書の勘定科目は、企業によって異なります。
普段から見慣れていれば、さほど迷いません。
が、そうでなければ、どれが何に該当するのか、
よくわからない、ということがあります。
例えば、“棚卸資産”です。
“商品”“仕掛品”“○○材料”“○○資材”など。
棚卸資産、とは書かずに、そのような内容で
表記されていたりします。
それ以外にも、
不動産物件の工事を請け負う会社なら、
“未成工事支出金”、
不動産売買業なら、“販売不動産”、
という棚卸資産もあります。
業界特有の表記方法があるのです。
棚卸資産にあたる勘定科目が、1つの時もあれば、
いくつかに分かれている場合もあります。
その場合は、
面積グラフ作成時には、“棚卸資産”として、
合計してひとつの数字にまとめます。
その数字を、“棚卸資産”のところに記入します。
経理担当者や担当の税理士・会計士によって、
勘定科目の表記方法が異なります。
その数字の内容によって、表記方法を使い分け
されたりします。
経営者は、それぞれの勘定科目の内容が、
どのようなものなのか、理解することが、
大切なのです。
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