B/S面積グラフを作ってみよう①
古山喜章です。
ICOでは、自社の財務体力・体質を現状把握するため、
井上式B/S面積グラフの作成をおすすめしています。
B/S(貸借対照表)の各数値を、
その大きさによって面積で表します。
数値の羅列ではなく、全体に占める大きさなどが、
一目でわかるようになります。
詳しい作成方法は、こちらを参照ください。
記入フォーマットや作成見本のダウンロード、
記入方法の動画解説もございます。
しかし、いざ作成しようとすると、
みなさん、さまざまな壁につきあたります。
まず、
①決算書を見慣れていない。
見てはいるものの、各項目やその金額まで、
意識してじっくり見たことがない。
という方が多いですね。
特にB/S(貸借対照表)は、その傾向が強いです。
聞きなれない勘定科目がたくさんあり、
その内容がさっぱりわからない。
これだけでも、多くの経営者が、
P/L(損益計算書)思考であることがわかります。
別にかまいません。
これからB/Sを見てゆけばよいのです。
なかには、“決算書を初めてじっくり見ました”
という方もおられます。
P/L(損益計算書)は、人間で言ってみれば、見た目です。
イケメンの男性か、はたまたカワイイ女性か。
人間が見た目で評価されやすいのと同じく、
企業も、売上や経常利益など、見た目で判断されやすいもの。
だからこそ、見た目をよくすることで満足してしまいます。
しかし、人間同様、大切なのは中身です。
その中身が、良いか悪いか。
日々の経営判断・決断の積み重ねが、
中身の現状となって表れています。
見た目ではわからない中身、
企業の“体力”“体質”を、
見た目でわかるようにするのが、
井上式B/S面積グラフなのです。
作成したことがない方は、
まず、直近の決算書を手元に用意し、
貸借対照表を眺めてみることから、
スタートすればよいのです。
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