不要な会員権は売却しなさい
古山喜章です。
貸借対照表の「投資その他」のところに、
「投資有価証券」という項目をよくみかけます。
中身は各社それぞれですが、
「○○のゴルフの会員権が入ってます」
ということがよくあります。
とはいっても、
最近買った、というものではなく、
そのほとんどが、
「今よりはるかに相場が高いときに買いました」
というものが多いですね。
で、“使っていますか?”とお聞きすると、
ほとんど使っていない。
先日もある企業で、
“なくても困らないので売ります”
ということで、
ゴルフ会員権の売買をしている業者に売り、
400万円の売却損がでました。
持っていると一銭にもなりません。
でも、売却すれば、わずかながらのキャッシュは入り、
しかも、特別損失に計上できるので、
税金としてのキャッシュアウトも防げます。
一石二鳥です。
さらにその企業では会員権のなかに、
「いやぁ、これは○○との付き合いで持っているので
売るに売れないんです。」
というものがありました。
でも結局、売りました。
「一度、買い取り業者に売って除却損を出し、
もう一度安値で買い戻しました。」
とのことです。
売値より若干は高く買い戻すものの、
それで数百万円の損失が出るなら、
税金の節約分の方が多いのです。
ゴルフ会員権の買い取り仲介業者は、
例えば、“ゴルフ会員権 買い取り”
などとネットで検索すれば、いくらでも出てきます。
全国各地の会員権買い取り相場も出ています。
使わないゴルフ会員権があるなら、
まさしく埋蔵金なのです。
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