B/S面積グラフを作ってみよう⑦
古山喜章です。
貸借対照表を見やすくわかりやすくする、
井上式B/S面積グラフ。
作成時によく聞く、わかりずらい部分をピックアップします。
左側の縦のメモリは何ですか?
貸借対照表の面積グラフの左側に、
縦長に伸びているメモリがあります。
“ここには何を書くんですか?”
という質問も、よくお聞きします。
ここには、売上をグラフにして表します。
年間売上 ÷ 総資産
この計算をして、総資産は何回転しているのか、
を計算します。
総資産を100として、
1.5回転なら、一番下の0から150まで、
1.0回転なら、一番下の0から100まで、
の部分を棒グラフのように色えんぴつで塗ります。
こんな感じになります。
業種によっての特性もあります。
なので、1.0回転より小さいからといって、
一概に、回転が悪い、とは言い切れません。
ホテル・病院など、固定資産の多い業種だと、
回転は小さくなります。
逆に、ITサービス業などだと、固定資産は少ないので、
回転は大きくなります。
要は、業種・業態に応じた、
ふさわしい回転力を兼ね備えているか、
ということがポイントとなってきます。
そのあたりの見方は、別の機会に説明いたします。
ここではまず、
年間売上に対して総資産が何回転しているか、
その現状を把握します。
一目でわかりやすくすることが、まずは大切なのです。
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