当座借越を活用せよ
古山喜章です。
セミナーなどで多くの経営者にお会いすると、
「いやぁ、当座借越というのは初めてしりました」
という声をお聞きすることがあります。
支払口座の銀行と、当座借越の手続きをしておきます。
そうしておけば、
口座の残高がゼロになっても、
当座借越契約で設定した枠の範囲まで、
自動的に融資されます。
で、その口座に入金があれば、
自動的に返済されてゆきます。
もちろん、その間の金利は発生します。
初めての方は、
「えっ、そんなことできるんですか?」
と驚かれます。
でも考えてみれば、
個人で銀行口座を開設しても、
カードローンの申し込みが自動的に行われており、
それと同じことなのです。
口座に残高がなくても、
限度額まではカードローンの扱いとなり、
いわゆる”自動融資”ということになります。
当然、無担保ですね。
で、その口座に残高が増えれば、
自動返済されてゆきます。
そうです。
普通預金であっても同様のことができているのです。
当座預金でないとダメ、ということはないのです。
当座借越の限度額や、
自動融資となった場合の金利などは、
各社の財務状況を武器として、
交渉すればよいのです。
有利な条件を引き出すためにも、
借入金を減らし、
自己資本比率を高め、
強い財務状況にしておきたいですね。
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