システムにまかせておけ!
古山喜章です。
日本企業の場合、
既存業務をシステム化するには、
何故か膨大な時間を要します。
そして、
ようやく導入したシステムを活用するのにも、
これまた時間がかかります。
ある多店舗展開の企業が、
自動発注システムを導入しました。
各店における直近売上データを分析し、
適正在庫を考慮して、
店舗での日々の注文作業が自動で行われます。
毎日のわずらわしい作業がなくなり、
店長は大助かり。
の、はずなのですが・・・。
自動発注データに不安を感じ、
データ修正をして発注してしまうのです。
"いやいや、もっと売れるはずだ"
"売り逃したら、また怒られる"
"商品がないとお客さんに迷惑をかける"
まぁ、いろんな憶測が脳裏をよぎるわけです。
で、その結果は????
注文しすぎて過剰在庫となり、
売れ残るわ、安売りをするわ。
当然、儲けは減ってしまいます。
あげくにシステムを推進した上司からは、
"余計な事考えんとシステムにまかせておけ!"
"売れるもんなら売ってみぃ!!"
と怒鳴られてしまうのです。
これは一例ですが、
システムを新規導入したときに、
ありがちなことです。
せっかく導入したシステムを、
生かすも殺すも、運用次第です。
生かすためには、
まずは信じてまかせてみることです。
その点では、人材への配慮と同じなのです。
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