食品工場・飲食店でのヒヤリハット
古山喜章です。
東京都が行った、食品工場や飲食店で働く、
パート・アルバイトの意識調査データが公開されています。
このファイルです。
「jobs.pdf」をダウンロード
「食品工場・飲食店でのヒヤリハット」の項目では、
例えば、次のようなことが書かれています。
・慣れている人の方が手洗いがズサン
・手洗いの講習はあったが、忙しい時は守られていない
・食材をすぐに冷凍冷蔵せずに放置している
・食器を拭くふきんと作業台を拭くふきんが同じ
・チェック表はあるが、つけ忘れが多い
などなど、パート・アルバイトが感じた、
約50個のヒヤリハットが書かれています。
食品を扱う事業者の方には、多かれ少なかれ、
思い当たるような内容があることと思います。
このようなヒヤリハットは、
声を聴いてあげないとでてきません。
なかにはハッキリと職場で声に出す人もいるでしょうが、
まぁ少数派ですね。
「食品工場・飲食店で働くことで初めて知ったこと」
という項目もあります。
・作業中は常にマスクを装着すること
・長い髪の毛は縛ること
・手にもたくさんの菌がついていること
・気の使い方が、家庭の調理レベルとは違うこと
・全ての食材に開封日・開封者を記載すること
などなど、事業者側からすれば、
「えっ?あたりまえでしょ??」
ということでも、初めて働く人たちにとっては、
知らなかったことばかりなのです。
そのことを踏まえて、従業員には繰り返し教育し、
管理者が常にチェックすることが必要となります。
このファイルには、事業者が工夫している衛生教育、
についても書かれてあります。
食品関係の事業者の方は、参考にされてはいかがでしょうか。
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